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Apr 30, 2011

それぞれの使命

昨日4月29日、東北新幹線が全面復旧した。地震直後の写真を見たとき、復旧までどれくらいかかるんだ・・・?と途方に暮れたものである。はやぶさが通常のスピードでかっとばしてるかは不明だが、とにかく、青森~東京まで、そして3月12日に全面開通となった九州新幹線と合わせて、本州が線路でつながったことになる。
世界一と言われる日本の鉄道の技術の高さ、そして、鉄道マンの方々の使命感みたいなものをひしひしと感じた。青森ディスティネーションキャンペーンまでに絶対に復旧させる!という強い思いが伝わる。はやぶさに乗って、是非青森へ。

仕事柄、出版社などなど、マスコミ関係に携わる方々と関ることが多い。仙台のエリア誌は4月下旬から再開し始めた。こちらもまた、広告収入が厳しい中、使命感により発行再開に至ったものである。

4月25日に発行された仙台のタウン誌『S-style』と『仙台Kappo』。私ごときがおかがましいが、特に『Kappo』は作り手の迫力の感じる素晴らしい出来である。『S-style』と併読すると、シビアな現実を抱えた仙台(東北)と元気な仙台(東北)、悲観するでもなく、空元気でもない、いい感じのメッセージがバランスよく伝わって来るので、電子書籍も販売してるしAmazonで書籍の購入もできるので、ぜひご一読を。(って私は出版社のまわしものか)
ちなみにこちらは地元の出版社なだけに、求められること、必要なことが日々変わるって行く情況はよく分かっていて、取材日と発行日との感覚的なタイムラグを配慮し、今回は取材日を明記したとのこと。地元の方、もしかしたら避難所に居る方も目にする可能性のあるものだから、あたりさわりがない内容とも言えないだけに、それはそれは慎重に作ったのだと思う。でも発信したいメッセージがあった・・・そんな想いが伝わる。

使命感と言えば宮城県の地元紙『河北新報』。地震の翌日、3月12日の朝刊がしっかり配達されていた。作る人、輪転機を回す人、配達する人、新聞を届けることを諦めなかった人たちの心意気も素晴らしい。被害が大きかった石巻の地域紙は、手書きで新聞を発行したと聞く。格好よすぎである。

この出来事は本当にただごとではない。すぐそこには、一生のうちで目にすることがあるとは思っていなかった言葉を失う光景が今もまだある。個人的にも、神奈川から仙台に来て、中心部に引っ越すまでの数年間を過ごした海沿いの町の家の周辺の風景は一変しているし(家はまだ父の家)、語ろうと思えばいくらでも語れる。写真を撮って来いと言われれば、30分で撮って来られる。それくらい、身近にその現実はある。見慣れることのないその光景に今だって泣ける。
一方、比較的被害の少なかった仙台市中心部、松島をはじめとする観光地や秋保や鳴子などの温泉地などもあって、被害が大きかった地域の方々に対する罪悪感みたいなものを、一様に抱えていた時期を経て、何とか普通に戻ろうとしている。普通に戻ることこそが、自分たちに課せられた使命だと気付いたからだと思う。

被災、復興、支援、そんなことも常に頭にあるしとても大事なことなのだけど、でも、『今の情況』を『それぞれの立場』で淡々と受け止め、淡々と暮らすことも、大事なのかもしれないと思う。風化させないためにも、浮き足立たず、長期戦に備えたい。
Kappoの土方正志さんの記事、旧なる仙台に復することなんてもはや無理だと言える大災害、新たなる仙台への再生創出なのだ(主観的な簡略化)・・・という究極的な前向きなことばに深く共感した私であった。

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